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NEXT 【完結】
第58章 3週間ぶり
体を揺らしながらも、羚汰の手によって向きがゆっくり変えられ、四つん這いになる。
羚汰の体が密着して、その舌が背中を這っている。

「あっ...ああっ、んっ」

髪がよけられ、促されるようにそちらへ顔を向けると、舌が伸びてきて、その先が触れる。

律動に揺れながら触れる舌先がもどかしく、それが余計にいやらしい。

「んっ、んはぁっ、んっ」

右手が取られ、稜がその手を羚汰の首にかける。

舌がより近づき、互いに貪るように音を立てて絡める。

稜の体がいつの間にか立てられて、胸にある羚汰の指がその先を指で挟むようにして、体を揺さぶっている。

「あ...ああっ、...すごっ」

より躍動を始めた動きに、羚汰の首にかけていた手が外れる。
体にまとわりついている羚汰の腕に、手をかけるようにして稜の体が上へと伸び上がる。

その力に反するように、羚汰の腕が力強く稜の体を抱きしめている。

「だめ...逃がさない」

うなじから肩にかけてのあたりで、羚汰が呟く。
その声もさっきより余裕が無くなってきていて、息がかなり荒い。

別に、逃げようと思ったんじゃ。

そう言い返そうとするのも、言葉が出てこない。
口から出るのは、余裕のない喘ぎ声だけだ。

「んうっ、ほんと、だ...めっ...んああっ!」

体を震わせ伸び上がってから、稜の体が前へと倒れる。

しっとりと汗ばんだ上半身が、絨毯の上に落ちる。

余裕なんてない筈なのに、毛の長い絨毯が張り付いて暑苦しいとさえ感じる。

ベッドに行きたい。あとちょっとのハズなのに。

体を襲う余韻に身をゆだねながらも、片手をベッドのあるだろう方向へと伸ばしてみる。

その手がまた上から取られ、体がまた反転する。

「きゃっ」

「だから逃がさないって言っただろ」

羚汰の唇が襲ってきて、荒々しく塞がれる。
息ができないほどの羚汰の動きに、両手が頭上に固定されたことも気づかない。

1度抜けていたのか、稜の体をまた熱いものが貫く。

「んっ、んんんっ、んふぁあああっ」

その衝撃で、稜はまた果に追いやられた。

それでも羚汰の動きは止まらない。

稜は必死で羚汰にしがみつく。

「稜っ...」

苦しそうに眉根にシワを寄せて羚汰が息を荒らげている。
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