パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第60章 Downstairs

指が割れ目を行き交い、ゆっくりとそのナカヘ沈んでゆく。

ナカは蜜が充満していて、少し出し入れしただけで指を伝ってこぼれてゆく。

それが勿体ないと言わんばかりに、羚汰が口を近づけてその蜜をすすりとる。

「んんっ...」

同時に訪れる刺激にときおり大きく体をゆらす。
その間ずっと口を抑えて苦しそうに悶える稜に、そこで気づいた羚汰が顔を上げてくる。

「何？下に聞こえないよーに？」

手で押さえながら稜が首を縦に振る。

「そんな気にする？少しぐらい聞こえてもよくね？」

今度は横へ首を振る。

「ふーん。...どこまで我慢出来るかな〜」

楽しそうに耳のそばでそう言って、耳たぶを口に入れる。
指をパラパラと動かし下からにちゃにちゃと音を立てながら、耳元もくちゅくちゅと音を立てて舐め回される。

稜が声を殺している分、それらの音が余計に部屋に響く。

「んっ...ふぅうっ...うっんっっ」

口を押さえていた手が取り払われ、唇が近づいて口内が犯される。
苦しかった息が、塞がれ舌を絡め取られ、稜から余裕といつものを全く奪ってしまう。

羚汰の首に腕を絡ませ、その舌を稜からも求める。

それから、にやりとすこぶる嬉しそうに笑うと、視線を絡めたままの羚汰の顔が下へと沈んでゆく。

ヤバイ！Ｓなスイッチ押しちゃったかも。

そう思った時には、遅かった。

さっきより、稜の感じるポイントを責め立てるように、それでいて優しく、緩急をつけて舌と指が同時に踊る。
空いている手が伸びてきて、胸の先を同時にこねくり回す。

「んっっ...はっ...りょぉたっ、もっ、もうっ」

果てそうになりながらも、声をひそめてそう懇願する。

そんな願いは、羚汰にとって逆効果でしかなく、そのまま稜は体を反らせて果てる。

「んんんっ！！...っ...はぁっ」

大きく呼吸を繰り返していると、羚汰の舌が近づいてきて、その先が触れる。
稜も伸ばしてその先と絡めていると、いつの間にか用意を済ませた羚汰が、ナカへ体を進めてきた。

「ひゃぁんんっ...んっんんっ...」

「くううっ...スゴっ、締めすぎっ」

口元を押さえていた手が、また退かされて唇が深く重なる。

舌の気持ちよさに体が緩み、そのナカへ羚汰がぐぐっと奥まで分け入る。

「んっ...んんっ」

「...はっ、やっと入った」