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第63章 お泊り会2
稜たちは宴会いい頃合で抜けて、母屋を失礼して千夏たちの家に戻ってきた。

佑聖くんたちのこともあって、そこまで深夜までは参加出来ない。
キャッチボールして、甲子園のビデオを見て、張り切りすぎて疲れたのか2人とも今にも寝そうにしている。
とりあえず風呂に向かわせた。

それに、千夏がもう限界だった。

「あーーーー、つかれたぁ!」

エプロンを外して、千夏がソファになだれ込む。

「千夏よく頑張ったね!」「うんうん」
「でしょう!頑張ったでしょう!!」

かぶせるように千夏が力説だ。

新妻の千夏は、料理を作らない代わりに。
お酒をせっせと運んだり、注いで回ったり。
座る間もほとんど無いぐらい、甲斐甲斐しく動き回っていた。

「さぁて、飲むよー!!」

飲んだようで飲めていない千夏は、ここからまだ飲む気らしい。
ソファから飛び起きて、冷蔵庫からワインを取り出している。

「ええっ。もうお腹いっぱい...」
「そうよね。私たちはもう...」
「ダメよ!付き合ってくれなきゃ!」

稜と有希子のグラスには少し。千夏のグラスには並々とワインが注がれた。

「2人が来てくれてホントに助かったー。いつもなら、まだ私あっちだもの」

貴之は残ってまだ飲むらしいので、置いてきている。
母屋の宴会は、まだまだ続くらしい。

「こちらこそ。貴之さんによくしてもらって、佑聖たちが大喜びよ」

貴之のことを誤解していた有希子が感謝しきりだ。

確かにシュッとしたスマートなオーラと。少し神経質そうにも見えるルックスの貴之からはあまり想像つかない。

「貴之、あんな見た目だけど、ほら、もともと体育会系だから。意外と面倒見がいいのよねぇ〜」

「羚汰も駅まで送ってくれてありがとう。私、貴之さんにお礼言ってないわ」

「いいのいいの。そういえば、羚汰くん、バイトに間に合ったの?」

平日の出勤ラッシュを除いて、電車が30分に1本しかない為、乗り遅れたら大変なことになる。
余裕を持っていたので、一番最初に予定していた電車を1本遅らせても大丈夫だった筈だが。
その電車にも遅れそうだったのだ。

稜は、握りしめていた携帯をチエックするも、まだ羚汰から返事はない。

「たぶん、大丈夫だったと思う」

「そっかー。もうちょっと早く言ってくれたらよかったのに、あんなギリギリ言うからさぁ」
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