この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第65章 unmoral
尋ねると、その時に卒業するそれこそ学校一イケメンのC先輩と、A子が付き合っていると聞かされる。

しかも、羚汰なんかには到底及ばない程モテまくるC先輩は、4番目5番目の彼女ってのがいるらしく。

A子はその3番目ぐらいだ、と。

「んなワケねーじゃん」

あんなに食堂でいちゃいちゃして、皆に見せびらかしてー。

「その時さ、その場所にC先輩いなかった?」

そう言われれば、何回か見かけたような。

「何回かじゃねーよ。常に居たんだよ。ヤキモチ妬かして、順位上げるためにA子がお前を利用したんだよ」

俄に信じがたかった羚汰は、B子に電話をして確認をした。

その時「えっ。知らなかったの」そう言われた。

しかも「私も」と言い出す。

言われた言葉が理解出来ずにいると、B子もそのC先輩の6番目だか7番目だかで。

羚汰と関係を持ったのも、先輩に好かれるために練習がしたかったとハッキリ言われた。

しかも、羚汰がB子と関係を持ったのをA子は最初から知っていた、と。
そうすればと言い出したのも実はA子で。

「は、何。お前らそこまで仲良かったの」

侮蔑の意味も込めてそう言うと、意外な言葉が帰ってきた。

「え。仲良くないし。牽制しあってただけ」

あんなに仲がいいように見えていたA子とB子は、実はミセカケで。
途中順位の変動があったらしく、その件で何度も大喧嘩している。と。

「今は私が上。この前一緒に先輩のソファ探しに行ったし。A子なんて...」

スポーツ推薦かなんかで、少し遠い大学に進学が決まったC先輩。
その先輩が自由登校で学校に来なくなった段階で、学校でのフリを完全に辞めたらしい。

電話でA子の悪口を散々聞かされ、裏で羚汰のことをどう言っていたかなんかも思い知らされる。

後日A子を問いただすと、同じようにB子の悪口のオンパレードで。
先輩は気まぐれでB子をごくごくたまーに誘っているだけで、あれは彼女のうちに入らない。とかなんとかー。


「今思えばさ、俺も見る目がなかったダケなんだけど」

淡々とそう話す羚汰の真意を、稜ははかりかねていた。

「...まぁ、そんなことがあって。俺は、オンナの友情とか、そーゆーの信じてなかった」

長く話して喉が乾いたのか、立ち上がり水を取ってソファに座り直す。

「ってゆーか。オンナの人全部?かな」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ