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第67章 予定
羚汰が寝室のドアを開けると、そこは棚に置いたキャンドルの明かりでほんわりとオレンジ色に光っていた。

「おっ。...これって」

クリスマスの時に羚汰が用意していた、媚薬効果のあるキャンドル。

ベッドが大きくなったので、位置が前とは変わってしまった。
ベッドの脇ではなく、少し離れた棚のところになってしまったが、仕方ない。

お風呂に入る前に点けといたのだが、ついさっきまですっかり忘れていた。
きっとあの時と同じように、成分が部屋に充満していることだろう。

羚汰が、嬉しそうに振り返って稜を引き寄せ抱きしめる。

「稜。これってさ、“覚悟”があるって事でい?」

今朝、羚汰に言われていた。
今晩は朝までを覚悟しといてね、と。

「...うん」

恥ずかしかったが、羚汰に抱きしめられているので、顔は見えない。
それでも頬が熱くなってきているのがわかって、羚汰の肩にその頬を押し当てる。
羚汰の手がそんな頭を撫でている。

「稜。こっち見て」

羚汰に優しくそう言われて、顔を肩から起こし羚汰に向ける。

色を孕んで誘うように光る瞳に見つめられ、その妖しい色気に吸い込まれそうだ。

稜は引き寄せられるように自分から唇を押し当てる。

「りょ...」

何度も羚汰の唇に角度を変えて、軽く吸い付く。

薄く開いた口から吐息が零れて、唇が重なる音と共に2人の聴覚を刺激する。

小さく舌を出し唇に触れていた稜に、羚汰の舌先が触れて一気に形成が逆転する。

稜の後頭部を押さえつけ、羚汰の舌が大きく差し入れられる。

「んふっ...んふぁ...」

閉めたばかりのドアに押し付けられるようにして、稜の体が行き場を失う。

その耳元に羚汰の舌が這い、体に手がかかる。

「...っ、羚汰っ。ベッド、そこなのに...」

「煽る稜が悪い...」

羚汰が自分で舐め湿らせた指先が、ショーツの中に入ってくる。

慌てて足を閉じようとしたが、逆に羚汰の指をそこに閉じ込めるようになってしまう。

「...ほら、開いて」

「ひゃっ」

反対の手が太ももを持ち上げ、指が湿った場所へ到達する。

「...あっ...んんっ...んぁあっ」

羚汰の指の動きを立って耐えるのもやっとなのに、それを片足で支えるのが難しく、何度もバランスを崩しそうになる。

「羚汰っ、...だめぇ。立って、られな...」
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