パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第67章 予定

イキそうになるのに気づくと、素早くそこから手が退けられる。

「はぁ...ん...」

稜が体の力を失って支えられながら呼吸を整える横で、羚汰が指に絡み付いた愛液を舐めている。

「おいし」

羚汰の挑発するようなそのしぐさと視線に、稜はまた自分の中心がとろりと蜜を垂らしたのがわかった。

口の周りを光らせながら指を舐めている羚汰に、稜の舌が近づきその舌を奪うように動く。

舌を絡ませ口内に差し入れながら、互いのパジャマに手をかけ、脱がせてゆく。

下着だけになると、稜の体を持ち上げてベッドまで運ぶ。

持ち上げられた稜は、それでもキスをやめない。
羚汰の頭を抱えるようにして、舌を絡ませ続ける。

もつれるようにしてベッドに倒れ込むと、そのキスがより深くなる。

「ん...んふっ...はぁんっ」

体を這っていた指が、唯一残っている布地の上からその中心をなぞる。

稜のナカから溢れる蜜が、頼りない面積のその布地をすっかり濡らして、あたりにその匂いを振りまいていた。

その生地をひっかくように、羚汰の指が往復する。
その指が稜の敏感な部分をかすめる度に、腰が小さくビクッと跳ねるように動いてしまう。

「...んぁっ...んっ」

「稜...」

羚汰の指がショーツを素早く脱がせると、匂いたつ蜜壷に舌が這う。

「ぁあっ...やっ...」

音を立てて蜜が吸われ、艶めかしく這う舌が割れ目の内側をゆっくりと往復する。

何度されても、この行為に稜は慣れそうにはない。
体を起こして逃れようとするも、羚汰にがっちり抱えられていて下半身はびくとも動かない。

唯一動かせる上半身を起こして羚汰の頭に指を掛ける。

羚汰がそんな稜と視線を絡ませたまま、膨らんだ突起に吸い付く。
同時に指がナカに差し入れられ、同時に来る刺激に稜の体が大きくうねり踊る。

「ああっ、やぁ！そんなにっ、したら、イっちゃううっ...」

上半身を起こしていた稜の体が、今度は反り返るようにして悶える。

「ん...いいよ。イって...」

その場所でそう言ったかと思うと、稜の好きな場所を舌先で刺激すると、稜はあっという間に上り詰めた。

「...はあっ！...んあっ」

痙攣させた体を、羚汰が這い上がり、またキスが交わされる。
目尻に溜まった涙が拭われて、羚汰の顔がはっきり見えた。