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第67章 予定

横向きになり上の足を開かれ、後ろから羚汰が入ってくる。
さっきまで入っていたのに、角度を改めて押し広げて突き進む感触に、下腹部がきゅううっとなる。

「んっ...ふぅ」

「はぁっ...稜...」

うなじに熱い羚汰の吐息を感じて、体をひねって羚汰のほうを見る。

この体位が嫌という訳ではないが、やはりくっつきたい。ぎゅうっとされたい気持ちがある。

それを感じたのか、顔を向ける稜の舌を羚汰の舌が追い求めて絡まってゆく。

宙で舌が交わされ、唾液が二人の間に糸となって垂れる。

「んっ...はぁんっ、ああっ...それ、やぁああっ」

羚汰の指先が繋がったすぐそばの膨らみをこねると、言葉とは裏腹にナカの蜜が増して音を変える。

体が重なり音が響いて、その動きが早まってゆく。
稜の喘ぐ声も間隔が狭くなり、動く度に口から溢れて止まらない。
羚汰の息もあがってきて、稜の体に打ち付けるように腰を進めてゆく。

その衝撃に稜の体はいつの間にかうつ伏せになっていて、シーツを握りしめ声を張り上げる。
喉を突き出すように顔を上げ、同じくらいお尻も突き出して体を反らしている。

「あっあっ、ああっ、も、もうっ...」

がくがくと震える稜の背中にキスを落として、羚汰がその腰をより引き寄せる。

「ぁあああっっ！...っ、はぁあっ」

大きな声と躍動したナカの動きが、稜が果てたことを知らせる。
蠢き奥へと誘う動きが羚汰を締め付ける。

「っ...はぁっ...やべ」

なんとか堪えると、まだ軽く痙攣させている稜の体の向きを変えた。

「はぁっ、りょお...たぁ...。も、むりぃ」

涙をいっぱい貯めた目が、虚ろに羚汰の顔を見つめる。

無理だと言いながらも、腕を伸ばして羚汰を捕まえようと必死なその姿に、羚汰の腰がぐっと奥まで進む。

「ああっ！...んっ、すごいっ」

「稜っ...。気持ちいい？」

ぎゅうっと稜の体を抱きしめて、ゆっくりとした大きな律動が続く中、耳元に羚汰の声がする。

その体にしがみついて、体を揺らしながら必死に首を縦に振る。

「俺も。...すげー気持ちいー」

汗ばんだおでこの髪がよけられ、羚汰の唇で塞がれる。

「んっ、んんっ...んあっ、羚汰っ」

「いいよっ、俺もっ、...俺ももうっ」

俄然早くなった動きに、羚汰の腕の中で稜の体が跳ね踊る。