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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第32章 噛み痕
周くんはキスマークよりも噛むのが好きみたいだ。

私と周くんだけの印。

そう思ったら、体の奥がじぃんと痺れてしまう。

もっと刻んで。
痕をつけて。
私はもう周くんのものなんだって、思い知らせて欲しい。

「あ、周くん……いっぱい、痕、つけて……?」

「いいけど、どうしたの?」

「だって、修学旅行の間、会えないから……」

服の下に周くんの印を抱えていれば、きっと寂しくない。
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