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第34章 台所で

残っている食材でおつまみでも作ろうかと思った時、周くんが後ろから抱きついてきた。

「ど、どうしたの？」

「んー、奈緒姫と結婚したらこうなるのかなぁって思ったら、なんか……」

顔が熱くなる。
私も同じことを考えていたから、ちょっと嬉しい。

周くんが首に舌を這わせてくる。

「えっ？　やっ……」

私が家から持ってきたエプロンに、周くんの腕がのびてくる。