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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第38章 お口で

それはずいぶん唐突な話に聞こえた。
「えっと……今まで、連絡なかったのに?」
「うん、本当は俺のこと、ずっと気になってたみたい」
私は何て言っていいのかわからなかった。
生まれた時から一度も会ったことのない父親に、急に会いたいって言われたらどう思うだろう。
私の場合、死んじゃったお父さんには会いたいけど。
「母さんは反対すると思う。今まで父親のことは絶対教えてくれなかったし。まぁ俺も、話したくないのかなと思って、聞いてこなかったけど」
周くんが複雑な表情をしているのを見て、私は控えめに言った。
「えっと……今まで、連絡なかったのに?」
「うん、本当は俺のこと、ずっと気になってたみたい」
私は何て言っていいのかわからなかった。
生まれた時から一度も会ったことのない父親に、急に会いたいって言われたらどう思うだろう。
私の場合、死んじゃったお父さんには会いたいけど。
「母さんは反対すると思う。今まで父親のことは絶対教えてくれなかったし。まぁ俺も、話したくないのかなと思って、聞いてこなかったけど」
周くんが複雑な表情をしているのを見て、私は控えめに言った。

