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少年悪魔
第4章 大っ嫌い



四階まで階段を駆け上がると息が上がり、足が重くなる。
「疲れた…」
繭は空いていた教室に入り、適当な席の椅子に座った。
嫌な気配が消える感じがしない。
さっきの悪魔からは逃げ切ったたはずなのに。
目は合っていないし、全力で逃げた。
なのにどうして?

「ヒヒ…。いたぁ…」

繭は総毛立ち、立ち上がろうとしたが、足がもつれて椅子から転げ落ちる。
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