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少年悪魔
第5章 青年悪魔
近付きたくない。近付いてはだめだと、頭の中がうるさく響く。

(あれ…?どうして近付いちゃだめなんて思ったんだろう…)

「うーん、…悪魔避けのマーキング、してるんだよね?」
「!?」
繭は思わず口を手で覆った。
なぜ、男がそれを知っているのだろうか。人間のように見えるが、遥斗と同じ悪魔なのだろうか。
いや、そもそもこの男は何をしに学校に来たのだろうか。
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