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少年悪魔
第5章 青年悪魔
礼也は訊いていないことも答えている。
しかし、繭はそんなことよりも遥斗の名前が出てきたことに関心を示した。
「…ハルって知崎遥斗ですか?」
「そう。あいつから繭ちゃんのこと聞いてるよ。十六歳の美味しい餌の女の子。匂いですぐわかった」
礼也が白い歯を見せて笑う。
「あの、それで松永さんは学校に何の用が…?」
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