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お憑(つ)かれさん
第13章 エピローグ
お祖母ちゃんは表向きは私の妹【依恵(ヨリエ)】として暮らしている。

ゴン爺は相変わらず老人の姿で保護者として同居し、時には"依恵"と同年代の男の子に化けてイチャついていた。
幼稚園や小学校に通う年になったら間違いなく紛れ込むだろう。


庸介君は仏教系の大学に進学して将来はお祖父さんのお寺を継ぐという。

私はといえば、お祖母ちゃんが霊的な能力をヘソの緒を通じて引き取ってくれたお陰で、ごく普通の女の子として過ごせるようになっていた。

霊に悩まされることはなくなったけど、少しだけ寂しい。



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