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第12章 嫉妬する妊婦

―――――…

ゴン爺とイチャイチャし始めた直後に産気づいた"私"は、予定日よりずいぶん早く出産した。


「頑張ったね、結依ちゃん…依ゑさんも」

病室で大はしゃぎするゴン爺をシバキ終えたヨウコ先生が、優しく私の髪を撫でてくれる。

生まれたばかりの赤ちゃんを見つめていたら、

『おつかれさん』

お祖母ちゃんの声が頭に響き、私の意識は微睡みの海に沈んだ―――…