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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第11章 パーティの夜―帝sideー
白金の香芝邸に到着した。
シンプルで清潔感漂う白亜の建物。
「来たか…頼君」
香芝副社長が自ら神宮寺社長を迎える。
社長の名前を親しげに呼び、あたかも仲良さそうに振る舞う。
前当主の娘婿である副社長が先頭に立ち、社長と遺産相続で揉めた経緯を思い出せば、彼の演技には頭が下がる。
俺は執事に車のキーを渡し、車庫入れは任せた。
「高井田は妻の深雪の代わりに同行させた」
「そうですか…判りました。奥様の体調は思わしくないのですか?」
「ああ」
二人は肩を並べ、エントランスの潜った。俺は二人の背中を見つめ、ゆっくりと付いて行く。
シンプルで清潔感漂う白亜の建物。
「来たか…頼君」
香芝副社長が自ら神宮寺社長を迎える。
社長の名前を親しげに呼び、あたかも仲良さそうに振る舞う。
前当主の娘婿である副社長が先頭に立ち、社長と遺産相続で揉めた経緯を思い出せば、彼の演技には頭が下がる。
俺は執事に車のキーを渡し、車庫入れは任せた。
「高井田は妻の深雪の代わりに同行させた」
「そうですか…判りました。奥様の体調は思わしくないのですか?」
「ああ」
二人は肩を並べ、エントランスの潜った。俺は二人の背中を見つめ、ゆっくりと付いて行く。