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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第13章 彼女が望むモノ―帝side-
俺は杏に愛されるよりも憎まれる方を望んだ。

「でも…心の優しい神宮寺社長は香芝副社長を裁こうとしなかった。ボス弁も同様。何事もなかったように今も弁護士として活躍している。俺は正しいコトをしたのに。この通り、弁護士としてやっていけない」

「私のカラダを奪ったのも全て…お父様への・・・」

「復讐だ」

俺は語調を強めて杏に返す。

「貴方が私に見せた優しさも全部嘘ですか?」

「俺はお前を自分の下僕したかった。そうするコトが香芝副社長への最高の復讐だと思った。最後に一発やるか?」

杏は俺の頬を力任せに叩く。

彼女の瞳には涙が溢れて返っていた。

最高のオトコだと思っていた俺への失望感で満ちていた。

「貴方は最低です!!帝さん」

「今頃気づいたのか?杏」

「私が愚かでした・・・」

「愚かか…そうだな。でも、勉強になっただろ?」

「帝さんなんて大嫌いです!!」

「それでいいんだよ。それで・・・」

杏は泣きながら俺の何度も嫌いだと言い放った。

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