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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第17章 溢れる愛しさ―帝side-
瞳から溢れる涙で視界が淀む。

―――――俺は気づいた。

杏に感じる温かい感情の意味を。


俺は杏を愛しているのだと。

でも、俺は杏を幸せに出来ない。

俺と杏の間を繋ぐのはカラダだけだと思うから。

どんなに肌を重ねて快楽を共有し合っても、罪の子であるコトに変わりはない。

罪は永遠に消えないーーー・・・


「…帝さん?」

杏が目を開けて、顔を上げて俺を見つめる。

「帝さん…泣いてるの?」

「いや・・・」

俺は眼鏡を外し、指の甲で涙を拭った。

「どうして泣いてるの?」

「…亡くなった母を想い出した。それだけだ」

俺は杏のカラダから手を離す。



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