この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リベンジ!
第10章 挨拶
区役所に提出した婚姻届は、あたしの緊張とは裏腹に呆気なく受理された。


「ねぇ、隆盛?
まだ、挨拶もしてないのにあたし達、夫婦になってるけど…。
何で、今日なの?」


きちんと挨拶したいと言ってくれたのは、隆盛だ。

なのに区役所には、許可を貰うことなく婚姻届を提出してしまってる。

矛盾してないかしら?


「だよな…
でも俺、本当は昨日…新菜の誕生日に籍を入れたかったんだ。
お前が邪魔するから入れそこねた。

まぁ、お前の誕生日の次の日が、結婚記念日ってのも悪くないと思って。

年に一度の記念日には、一昼夜かけて目眩く快楽の夜にしような。

許可もなく籍を入れたのはフライングになるけど…
まぁ、そこは黙っとけよ。

ちゃんと挨拶するし
今更逃がさないから! 」


熱く語る隆盛に、タジタジになってしまう。


「もう逃げないよ!
それにしても隆盛ったら、意外にロマンチストなんだね。記念日にこだわるなんてさ。」


「ははっ。ロマンチストかぁ…
本当は、早く俺の物にしたくて待ち切れない駄々っ子かもだぜ?」


ふふっ…その方が隆盛らしい。

本当か嘘か、まぁどうだっていいや。

その言葉は、心の中でコッソリと呟いた。







/164ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ