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リベンジ!
第11章 父
メ、メル友…。

中学生かっ!
笑っちゃ駄目だ…。

この緊迫した空気を台無しにしたく無くて、あたしは密かに脇腹を抓り、吹き出しそうになるのを堪えた。

横から、フっと息が漏れた音が聞こえる。

見ると隆盛が口を手で押さえ、同じく笑いを堪えてる…。

あたしは隆盛を、ギロリと睨みつけた。

隆盛は、あたしの視線に気が付き、慌てて姿勢を正した。

「あっ、LINEでも大丈夫だから…。」

あたしたちは父の呟きに、ほぼ同時に下を向き口を手で抑え顔を背けた。


笑いたくて、気が変になりそうだ。
ツボッてしまった。
もう!隆盛の笑いが伝染したじゃない。


何で今度はLINE?
何が大丈夫なの?


ふざけてるのかと父を見たが、父は至って真面目な顔で母を伺っている。

母は、何と答えるのだろうか?

笑いたいのを我慢したせいか、母の返事を頭の中でドラムロールを鳴らしながら待ってしまう。









「駄目よ…。」

あたしの期待値とは裏腹に、母は困ったように微笑みながらそう答えた…。





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