パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 挨拶 2

「 新菜さん、たくさん子供を産んでね。
今は、少子化だし。
あたしは…ほら…子供が産めない身体なの。
赤ちゃん楽しみにしてるからね。
うちは、産婦人科だから安心して産んで頂戴。」

「めぐちゃん、セクハラだよ。」

お父様が、優しく窘めた。

「 ふふっそうね。ごめんなさい。」

「 新菜さん、隆盛さんのこと宜しく頼みます。
でも、よかった。
隆盛さん、てっきりそっちの趣味かと…。」

めぐさんが、お父様と顔を見合わせてクスクスと笑った。

「 めぐちゃん…そりゃないよ。俺は、ノーマル。女性に興味が無いわけではなくて、新菜にしか興味がないの。」


「 まぁまぁ、お熱いわね。
あなた、これは直ぐに孫の顔が見られそうよ。」

めぐさんが、興奮してお父様を揺さぶる。

「 でも、まだ一緒には住めないんだ。向こうのご両親から、一ヶ月待って欲しいと言われてまして…。」


「 なんだ隆盛、ご馳走を前にしてお預けかい？」

お父様が吹き出して笑った。

「 結婚のお許しがでただけでも、有難いですよ。
こんなに長い間待ったんだ。あとひと月くらい、待ちますよ…。」