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リベンジ!
第2章 誕生日
「お待たせ致しました。13時からのご予約でもかまいませんか?」


「はい!大丈夫です。」


食い下がってみるもんだ。
心の広い先生も、一人や二人居たらしい。


どうにか予約が取れたあたしは、午前中をダラダラと過ごして病院へと向かった。


平日のお昼、歩いていく楽しそうな恋人たち…。


羨ましくないと言えば、嘘になる。


「リア充マジ死ね。ケッ!」


気がつけば、黒く毒づいていた。


恋人たちを物欲しそうに見ていたあたしは、頭をぶるっと振るわせ空を見上げた。


天気いいなぁ。

2月の冬とは思えないほど、今日は暖かく外套が暑く思えた。

でも、一人とか。

誕生日なのに…寂しいー。

こんなだから、2年も彼なしなのかな。

こんなって、どんなだ…。

頭の中で、答えの見つからない自問自答がグルグルと回る。


あたしだって、彼氏が居た頃…。


やだやだ
やな奴思い出した!


「気が滅入ってきた、やめやめ。」


あたしは、病院後の予定を何にするか…いわゆる現実逃避を何で行うかをボンヤリ考えていた。





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