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第8章 真実の行方

「あぁぁ〜、新菜、悪い…。本当に悪かった。お前のあんな顔見たら止まんなくて、気持ち悪い？大丈夫か？…あんな顔で煽るお前が悪い。」


何であたしが悪者なのよ…。
ただ、気持ちよくしてあげたいなんて絆された結果がこれなんて…。

隆盛は、口元をティッシュで拭いてくれながら、背中を撫でてくれていた。


突如、隆盛が熱に浮かされたように

「新菜…昼間の診察台でしたセックス、覚えてるか？」

「ええっ⁈ 」

「俺、人生で一番興奮したよ。」


忘れるわけない…。


呆れるほど強引で、あんな所で無理矢理に挿れられた強烈なセックスを忘れられるはずが無い。

自分でも、訳が分からないくらい興奮して

…溺れてた。

あんな風に、強引に身も心も奪うなんて…酷い男。


あたしはこんな気持ちにされて、どうしたらいいの？