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リベンジ!
第10章 挨拶
「新菜の御両親にも挨拶しなきゃな…。
新菜は、母親と暮らしてるの?今日は、御在宅なのかな? 」


フワフワと夢見心地から、突然現実に引き戻された。


「母? 今日は、非番だった気がする。」

総合病院で看護師をしている母は、あたしに気を使って誕生日の次の日に休みをとったから食事に行こうと誘われていた。

誕生日には、彼氏とデートだろうからと気を使われたのだが否定もせずにいた。

だが、今回はそれで良かったのだろう。

隆盛に、その事を話すとニヤッと笑い

「誕生日を一緒に過ごした彼氏ってことで、紹介してくれ。今日は、非番かぁ…。丁度いいな。俺達の為に、上手く回ってる気がする。上手くいく時は、何をしても上手く行くもんだな。まぁ、その逆も然りだが…。」


本当だ…。
上手くいかない時は、何をしても上手くいかない事を身を持って体験したからよく分かる。


「食事の約束してるなら丁度いいな。ちなみに父親の連絡先は知らないの?」



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