この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リベンジ!
第10章 挨拶
「えっ⁈ まさか、父にまで挨拶をするつもりなの? 」

あたしは、驚愕して隆盛の顔をマジマジと見つめた。隆盛の顔は、冗談で言ってる訳ではなさそうだ。


「新菜、俺たちは充分大人になったよな?今なら、君の父親の大人の事情って言うのを理解出来るんじゃないかな?」

「何で⁈ 大人の事情って…理由は言ったじゃない?あたしの顔をもう見たくもなかったからでしょ?あたしは、若気の過ちだったから…。」

「本当に、それだけかな?…腹減った。メシにしよ?コンビニでちょっと買ってくるよ。替えの下着とか必要だろ?ちょっと待ってて。」

そう言うと、隆盛は服を着て部屋を出て行った。

一人になったあたしは、羽枕を抱き締め小さく丸まり考えこんだ。

父の事は、長年封印してきたのだ。他に何か理由があったのかなどと、考えたこともなかった。

言い争いをしていた内容も、耳を塞いで聞かないようにしていたから、ほかの理由などまるで見当もつかない。

あれから父とは全く疎遠で、連絡先も知らなかった。

会いたくないか?と聞かれれば、正直会いたい。

何年も会わなかった父親が、今どうしているのかという純粋な好奇心も芽生えていた。




/164ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ