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俺だけの女の子。
第8章 変わっていく馨と焦る俺
次の日澤田に何て説明しようか考えながら教室に向かうと、自分の教室に人だかりができているのが見えた。
しかもほぼ男子。
何だか嫌な予感がしつつ人混みを掻き分けると、そこには馨と澤田がいた。
「……何が起きたの?」
ため息をつきながら馨の隣の席に座ると馨に視線を向けた。
そこにはちゃんとリボンをつけ、ジャージをはいていない馨が座っていて、驚きすぎて危うく椅子から落ちそうになる。
「な、きょ、せ」
「落ち着きなさいよ。今日は生徒会の集まりはないわよ。来週って言ってたでしょ?」
「じゃ、何で!」
「知らないわよ。今日学校に来たときにはこの姿だったんだもの」
馨は居心地が悪いのか何だかもじもじしていて、それがまた悪いことに可愛く見える。
「く、クラスの奴らがいじってくるかな、とか思ってたのに全然話しかけてこねえんだよ」
いや、そりゃいじれないだろ。
あんなに今まで男だった馨が急に女になったんだから。
しかも似合ってないならともかく可愛いわけだし。
しかもほぼ男子。
何だか嫌な予感がしつつ人混みを掻き分けると、そこには馨と澤田がいた。
「……何が起きたの?」
ため息をつきながら馨の隣の席に座ると馨に視線を向けた。
そこにはちゃんとリボンをつけ、ジャージをはいていない馨が座っていて、驚きすぎて危うく椅子から落ちそうになる。
「な、きょ、せ」
「落ち着きなさいよ。今日は生徒会の集まりはないわよ。来週って言ってたでしょ?」
「じゃ、何で!」
「知らないわよ。今日学校に来たときにはこの姿だったんだもの」
馨は居心地が悪いのか何だかもじもじしていて、それがまた悪いことに可愛く見える。
「く、クラスの奴らがいじってくるかな、とか思ってたのに全然話しかけてこねえんだよ」
いや、そりゃいじれないだろ。
あんなに今まで男だった馨が急に女になったんだから。
しかも似合ってないならともかく可愛いわけだし。