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俺だけの女の子。
第8章 変わっていく馨と焦る俺
「痛いって!航!」

ベッドの上に馨を押し倒し、制服を剥いでいく。
馨は文句は言いつつも抵抗しない。
山田とセックスするのは嫌だけど、俺とはできる。
それってさ、俺のこと好きって解釈していいんだよな?

「な、馨」
「何だよ」

一糸纏わぬ姿で俺に組み敷かれながら、馨は俺を見上げてくる。

「俺と付き合ってよ。こんなセックスだけする関係じゃなくてさ。俺じゃ不満?確かにモテるわけじゃないけど、俺は馨がこんな格好する前から好きだったよ?」

感情が昂って俺はいつの間にか告白してた。
きっと冷静になったら恥ずかしくて悶絶すると思う。

「そ、そんな、急に……っ」

頬を赤く染めながらもイエスの即答はない。
セックスはしてもいいけど付き合うのはダメなんてどんな思考回路してんだよ。

「た、高梨のことも、あるし……」

やっぱりそれかよ。
つまり高梨に振られたら俺と付き合ってあげるってそういうことなのか?
ずいぶん都合のいい話だな。


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