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俺だけの女の子。
第8章 変わっていく馨と焦る俺
「あああっ……も、無理っ、航っ、……」

白くて丸いお尻から液体を飛び散らせながら、馨が腰を揺らす。
もう無理だと言うわりにはそれは一定の速度で揺れていて。
馨が気持ちいいであろうリズムで動いているのがわかった。

これくらいの速度、かな。

リズムに合わせるように俺も腰を振ると、馨の声音が変わった。
断続的だった声は長く細く響き、ゆっくりと濃度を高めていく。

「あ……あ…っ、ホントに……っ、おかしく、なる……っ」

がくがくと痙攣し始めた足腰を引き寄せ、奥を突くとまた馨がびくん、と背中を反らした。
内壁が細かく震えている。
もしかしたら長くイッてるのかもしれない。

「……馨?」

ぐったりした様子の馨に声をかけると、「少し、だけ……休ませろ」と小さく聞こえたあと、すーすーと寝息が聞こえた。

……マジか。
確かにやり過ぎたかもとは思うけど、こんな状況で寝れるのはすごいわ。

俺はお風呂のお湯でタオルを濡らし馨の体を拭いた後、服を着せた。
制服のリボンを結ぶと、電話をかける。

何度目かのコール音の後、
「はい、椎名です」
出たのは馨の兄貴であろう人だった。


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