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俺だけの女の子。
第10章 馨の高梨誘惑作戦
「何考えてんだよ!おかげで今日から毎日兄貴が迎えに来るんだぞ!」

とりあえず朝来たら馨に一発殴られた。
やっぱ海斗兄の言うことは信じちゃいけなかったな。

「あれ、馨……服、もとに戻した?」
「あれも兄貴たちにダメだって言われたんだよ。今日の放課後の生徒会のやつは麻希に借りるからいいんだけどさ」

……だから今日は見物人がいないのか。
何か安心した。

「何にやにや笑ってんだよ!あたしは怒ってるんだぞ!」
「へ?いやいや、別に何でもないよ?」
「気色わりいな……今日が決戦の日なのに大丈夫かよ」

りぼんのついていない白いシャツ。
スカートはひざたけで、中にはジャージ。
いつもと変わらないこの格好が俺には一番嬉しかった。

「今日はいつもの格好なんだな」
「おう!山田!昨日は悪かったな……ってその顔どうした!?」

チッ!山田かよ!性懲りもなく馨に話しかけやがって。
昨日のカラオケの後のやり取りを知らない山田は俺の方をチラッと見ながら馨に話しかける。

待て待て待て。
その意味ありげな笑顔は何なんだよ。

「今までいた彼女全部切ったらこんな顔になった」

すっきりした顔で山田が笑う。
確かに言われてみれば頬が赤く腫れてる気がする。
……ってすっげえ嫌な予感しかしないんだけど。


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