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俺だけの女の子。
第10章 馨の高梨誘惑作戦
「へえ。お前が彼女全部切るとか台風でも来るんじゃねえ?本気で好きな奴でもできたのか?」

無邪気に談笑する馨と山田。

ってか絶対それ馨のことだし!
昨日俺が怒ったこと全然理解してねえじゃん!

「うん。俺、馨のこと本気になっちゃった。だからさ、俺と付き合って?」

山田のストレートな告白に、教室が一気にざわめいた。

……みんな意外に聞き耳たててるよな。
ってそんなこと言ってる場合じゃないんだけど。

馨の反応が知りたくて見上げると、あろうことか真っ赤になる馨がいた。

そりゃそうだよな。
今まで全然恋愛に関して縁のなかった馨が、こんな真っ直ぐな告白……ときめかないわけねえよなぁ。
昨日は俺も好きだって言ったけど。
今の馨の中でどのくらい占めてるのかわからないし。

「な、何だよ、急にっ!びっくりすんだろうが!」
「俺だって急に馨に落ちたんだから仕方ないだろ?ちゃんと本気だってわかってもらいたかったから彼女も全部精算したんだ」

モテる男は違うよなあ。
俺なんて自暴自棄にでもならなきゃ好きだなんて言えなかったのに。
山田は俺とは違って付き合うためにする前向きな告白だ。

……ダメだ。俺、ちょー後ろ向きじゃん。


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