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俺だけの女の子。
第2章 馨のファーストキスはレモンの味
さすがにもう抵抗されないだろうな、と腕を掴んでいた手を離し、口に含んでいない方の乳首を指で摘まんだ。

「んぅっ、あっ、やっ、わ、わたるっ、も、おかしく、なる……っ」

こういう刺激には慣れていないのだろう。
若干辛そうにも見えた表情に、俺はやっと愛撫をやめた。

「今日はこの辺でやめとく?」

荒い息を調えながら、馨は焦点の合わない目を無理やりに俺へと合わせる。

「も、終わり……?まだ挿れてねえじゃん……」
「馨がいいなら明日に持ち越そう?馨、辛そうだしさ」

据え膳を食わなかった俺はもしかしたら恥なのかもしれない。
でも、それでも馨にひどいことはしたくなかった。

惚れた方の負けとはよく言ったもんだ。
それに、多分今日の馨で1年はオカズに困らないと思うし。


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