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俺だけの女の子。
第4章 プールのシャワー室で動く指
「航のせいなんだからな!あたしが2レーンやるから航は3レーンやれよ!」
「はいはい。重々承知しております」
前回俺のせいで受けられなかった追試を免除してやる代わりに、使い終わったプールの掃除をしろと馨が担任から言われたのは昨日の夕方だった。
来週は台風が近づくみたいだし、今週中にやったほうがいいんじゃない?と提案したら見事に捕まったのだ。
ま、こんなおいしい仕事を他の男にあげるわけないんだけど。
だって二人きりだし。
濡れたらシャツが透けちゃうし。
馨のなんか誰も見ねえよ、って他の奴らには突っ込まれそうだけど、人間いつどこで何で好きになるかわかんないからな。
だって俺がまさにそうだし。
「おい!航!さぼってんなよ!」
ぶしゃあああっ!
と勢いよくホースから水が出て、ホースの先を指で潰した馨が俺のいる方へと水を飛ばした。
ああ、まあこうなるよね。
なんて冷静に思いつつ、俺も持っていたホースで応戦する。
そんなこんなで一時間もすると、プールも綺麗になったけど俺達も綺麗な水浸しになっていた。
「はいはい。重々承知しております」
前回俺のせいで受けられなかった追試を免除してやる代わりに、使い終わったプールの掃除をしろと馨が担任から言われたのは昨日の夕方だった。
来週は台風が近づくみたいだし、今週中にやったほうがいいんじゃない?と提案したら見事に捕まったのだ。
ま、こんなおいしい仕事を他の男にあげるわけないんだけど。
だって二人きりだし。
濡れたらシャツが透けちゃうし。
馨のなんか誰も見ねえよ、って他の奴らには突っ込まれそうだけど、人間いつどこで何で好きになるかわかんないからな。
だって俺がまさにそうだし。
「おい!航!さぼってんなよ!」
ぶしゃあああっ!
と勢いよくホースから水が出て、ホースの先を指で潰した馨が俺のいる方へと水を飛ばした。
ああ、まあこうなるよね。
なんて冷静に思いつつ、俺も持っていたホースで応戦する。
そんなこんなで一時間もすると、プールも綺麗になったけど俺達も綺麗な水浸しになっていた。