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俺だけの女の子。
第6章 澤田の恐ろしい技術と馨の変貌
「馨がさ、高梨に告白するってのはどう?」
俺のこの提案に、馨にはボコボコにされ、澤田には冷ややかな視線を投げつけられたけど、これは昨日俺が考えた作戦だった。
「違うんだよ。一目見ただけでは馨って分かんないようにして、で、告白するだろ?もしそれでOKすれば嘲笑ってやればいいし、ダメでも馨だって知らないんだから恥をかくこともない。な?」
俺のこの説明に、馨はまだ頭をひねってるけど。
逆に澤田は目を輝かせた。
「それ、すっごく面白そう。あいつは私も気にくわなかったのよね。中学の時に散々見下されたし」
もしこれで上手くいけば高梨も馨のことを女として意識するだろうし、もしそうなれば馨だって悪い気はしないはずだ。
何しろ……好き、なわけだから。
あ、自分で言ってて凹む。
「次に文化祭の打ち合わせがあるのが一週間後だから。それまでに何とかしたいんだけど」
「了解。制服は私のを着ればいいとして……」
「え、何で麻希の制服をあたしが着るんだ?あたしも持ってるぞ?」
「馨?あんたのその中途半端に長いスカート。指定のリボンはつけてこないし、シャツも何だかよれてるし。そんなので騙せるわけないでしょ?」
俺のこの提案に、馨にはボコボコにされ、澤田には冷ややかな視線を投げつけられたけど、これは昨日俺が考えた作戦だった。
「違うんだよ。一目見ただけでは馨って分かんないようにして、で、告白するだろ?もしそれでOKすれば嘲笑ってやればいいし、ダメでも馨だって知らないんだから恥をかくこともない。な?」
俺のこの説明に、馨はまだ頭をひねってるけど。
逆に澤田は目を輝かせた。
「それ、すっごく面白そう。あいつは私も気にくわなかったのよね。中学の時に散々見下されたし」
もしこれで上手くいけば高梨も馨のことを女として意識するだろうし、もしそうなれば馨だって悪い気はしないはずだ。
何しろ……好き、なわけだから。
あ、自分で言ってて凹む。
「次に文化祭の打ち合わせがあるのが一週間後だから。それまでに何とかしたいんだけど」
「了解。制服は私のを着ればいいとして……」
「え、何で麻希の制服をあたしが着るんだ?あたしも持ってるぞ?」
「馨?あんたのその中途半端に長いスカート。指定のリボンはつけてこないし、シャツも何だかよれてるし。そんなので騙せるわけないでしょ?」