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そのキスは許されていない……
第1章 私は貴女のモノ。でも貴女は…
「いやぁああああ、だめだめだめぇええええ……」

程なく絶叫して、肩に抱えた足を宙でばたつかせるお嬢様は

爪先をピンと伸ばして震えながら何度も達してイキ、

そしてガクリと脱力して果てた。


ソコから顔を少し持ち上げ、唇に纏わりつくお二人の体液をそのままに、

イキきって脱力したお嬢様の裸体を、整った繁み越しに見下す。

涙で濡れた頬を染め、口元をゆるませて失神する姿は……

無条件に愛おしかった。


お嬢様の躰をマットレスに降ろして口元を拭い、

何もなかったようにベッドから降りて

タオルを浸したままの洗面器からホットタオルを用意した。

それから静かに、微動だにしないお嬢様の全身を隈なく丁寧に拭き清めた。


うなじに首元、胸は円を描くように揉みながらゆっくりと……

それから臍を下って繁みにタオルがさしかかった。

「んんっ!!」

脱力した躰がビクビクと反応して、開いた口から声が漏れる。

下腹部に掌を当て、ゆっくりと押しながら……

蜜口を包むようにタオルを押し当てた。

ドロッっと膣(なか)から、体液が逆流してきて……

あの男が私に貴女の所有権を見せつける。

目を背けそうになるが、これが私の仕事。

何度もタオルを取り換え、躰が綺麗になるまで拭い取った。


いつも悩み揺れ、もがきながら……

それでもやはり最後にはお嬢様に寄り添い続けると決めている。
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