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僕のおもちゃに僕がおもちゃにされるまで
第1章 キレイなあの子
 今日も彼女が暗い夜道を歩いてくる。すらりとした美しい脚をきびきびと動かし、衣服越しにも判る豊かな胸を弾ませて。

 男――金北司は物陰に隠れ、良い香りをまき散らしながら颯爽とこちらの方角へ歩いてくる女を見つめていた。

 女の名は、知らない。若く美しい彼女は週に数日、無防備にもこの薄暗く人通りの少ない道を歩いている。恐らくアルバイト帰りなのだろう。

 さらりと肩の下まで伸びた黒い髪、二重瞼の下の大きくくっきりとしたひとみ、すっと通った鼻梁、ぽってりとした薄紅色のくちびる。童貞を拗らせた金北の理想を具現化したような、清楚で美しい女だ。

 だがあどけなさの残る顔とは違い、身体は大人の色香が漂う。大きな胸、くびれた腰、ぱんと張った尻、むっちりとした太もも、そして細い足首。

 ――一目見たときから、美味そうだと思った。めちゃくちゃに犯したくなる、男の劣情をそそる女だったのだ。


 初めて彼女を見たとき以来、彼女を思いながら何度自慰をしたことだろう。声も聴いたことのない女の喘ぎを必死に妄想し、脳味噌の中で泣かせ、鳴かせ、金北を求めさせて。

 女とは一度も話しをしたことがない(寧ろ彼女は金北のことを知らないだろう)けれど、金北の中で女はもう既に自分の性奴隷だった。童貞の妄想力を舐めてはいけない、彼の脳味噌の中に不可能という文字はない。


(きっと一度でも僕のち●ぽで犯してしまえば、あの女は僕から離れられなくなる。あんなイイ女なんだ、立派な肉便器にしてやるよ)


 脂ぎった顔を醜く歪ませ、金北は「ふひ」と小さく笑う。彼の肉棒は、脳裏をめぐる妄想により既に半分勃ち上がっていた。

 醜い欲の対象と見られていることなど知らず、哀れな女は一歩また一歩、金北へと近づいてくるのであった。

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