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僕のおもちゃに僕がおもちゃにされるまで
第2章 春花の味
 ずるりとパンティのクロッチ部分を横にずらし、春花の秘所を晒す。

「お、おお……すげぇ。これかま●こかあ……」

 生まれて初めて見る本物の女性器に、金北のボルテージは急上昇した。

「思ったよりグロくないんだね」

 ねっとりとした声でそう言いながら、耳たぶのように柔らかな大陰唇をぷにぷにと指で突いた。よく読む体験談や非童貞からはグロいと頻繁に表現されているので全く期待していなかったのだが、春花の秘部はまるで桃の実を縦に割ったようにふっくらと美味そうだ。控え目に生えた陰毛も赤ん坊の産毛のようで、嫌悪感が湧かない。

「もう、やだよぉ……誰か助けて……」
「怖くないからそんなに泣かないで。ふひ、……き、気持ちいいことしか、しないから」
「いや……!」
「もっとよおく見せてね。春花ちゃんの全部を、しっかり僕が見てあげるから」
「……う、いやぁ……」

 いや、と壊れたテープレコーダのように繰り返し拒絶する春花をよそに、金北の眼はもう性器しか見ていなかった。大きな汚い手で大陰唇を左右に開くと、花が綻ぶように鮮やかな紅梅色が現れる。花芯から溢れた蜜はとろりと膣を湿らせていた。

「おほ、美味そう……」

 ぷふぷふと鼻息荒く、金北は震える性器を見つめる。果実だ。春花を形作る美しい顔も豊かな胸も大きな尻も鮮やかな性器も全部、まるで果実だった。食欲にも似た性欲を抑えることなく、金北は春花の秘部に鼻を近づけた。くん、と息を吸うと、かすかなアンモニア臭を掻き消すほどの雌の匂いが金北を満たす。

「これが春花ちゃんのおま●この匂いなんだね。いーい匂いだぁ……」
「やだ、やだ……気持ち悪い! やめてよ、変態!」

 若く美しい女に変態と罵られ、金北は歪んだ笑顔を浮かべた。とても、気分がいい。

「春花ちゃんはね、その変態とセックスするんだよ。えへ、嬉しいでしょ?」
「い、いやああぁあ! 放して! 放してよぉ!」
「春花ちゃんは処女かな? うーん、分かんないなあ」
「ひっ……ひろげ、ないで!」

 春花の膣口を指で拡げじろじろと見るが、童貞の金北には何も分からない。ただ、ひくひくと蠢くピンクの肉壁を確認し、彼はごくりと生唾を飲む。

 金北が夢中になって性器を眺めていると、ついに怒りの限界に達したらしい春花が思い切り足を振り上げた。ごす、と金北の肩に、弱くはない蹴りが命中する。
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