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秘密の香り
第13章 秘密の代償
キッチン用品を購入し
エスカレーターで降りながら
気になるフロアを見て回る

気になるショップを見つけた

アロマキャンドルや
オーガニックのお化粧品が並んでいる

「ここ…見てもいいですか?」

「もちろん」

店内に一歩入ると
アロマのいい香りがした

「いい香りだね…」

圭吾さんはアロマキャンドルを手にし
香りを嗅いでいる

「これ、好きだな」

嗅いでみると
柑橘系の爽やかな香りがした

「この香りはどうですか?」

いくつか香りを試し
最初に圭吾さんが好きだと言った香りと
私が気に入った甘いお花の香りの物を選んだ

レジへ持っていくと店員さんが
こちらの商品は溶けたロウをオイルとして
体へつけることができますよ、と説明してくれた

「そうなんですか」

商品説明に驚いていると
「へー、いいですね」

圭吾さんが商品を手に取り
箱に記載されている文を読んでいる

自宅用で、とお願いすると
ここでも支払いは圭吾さんだった
私は謝りの言葉を飲み込んで
「ありがとうございます」と笑顔で伝えた

「どういたしまして」

ニコッと笑った圭吾さんは本当に嬉しそうだった

染み付いた謝る癖を直すのは大変だけど
すみません、や…ごめんなさい、よりも…
ありがとう、の言葉のほうが喜んでくれる

圭吾さんといると
小さな幸せを感じることが多い気がした。


















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