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秘密の香り
第4章 秘密の時間
国産の乗用車


私は助手席に乗った



カーステレオからは
ラジオが流れる


車が走り出し
景色がどんどん変わっていく


途中、見晴らしの良い高台に連れて行ってくれた

車を降りると風が強く吹いた


「きゃっ」

軽く飛ばされそうになり
身体がよろけた…


「大丈夫?」

圭吾さんが心配そうに
私に近付く…

肩を並べて歩く

風は強くて

また身体がよろけた…


ガシッ…


圭吾さんが私の肩を両手で掴んだ


ドキッ…

身体が熱くなった


「ごめんね、すごい風だね」


ゆっくり歩く


観光地のようで
景色を眺めている人たちがいる

高台からの眺めは
美しく
そして怖かった


下を見ると
足がすくんだ…


この場所の歴史を
圭吾さんは話してくれた


すると
隣にきたカップルが

写真を撮ってほしい、と頼んできた


圭吾さんがカメラを受け取り
数枚、写真を撮ると

君たちは?撮るなら撮ってあげるよ、と
言われた

圭吾さんは一瞬躊躇い、
お礼を言って携帯を渡した


そして、私たちは並んで写真を撮った


携帯を受け取り
写真を見る…

風が吹いていたので
ふたりとも髪が乱れていた


ふたりして笑った。
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