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秘密の香り
第9章 秘密の夜
約束の時間

圭吾さんの住むマンション前で
待ち合わせをした


あ…


颯爽と自転車で現れた圭吾さん

「ごめんね、だいぶ待ったかな?」

『いえ、いま来たところです」

自転車を駐輪場にとめて
裏口からマンション内へ入った



「お邪魔します…」

部屋に上がる…



「お昼ご飯用意しますね」

キッチンを借りて
手を洗う

圭吾さんは食器棚から
食器を取り出してくれた


私はおかずを並べ
レンジにかける

炊いてくれていたご飯を
圭吾さんがよそう

「美味しそうだな…味見!」
そう言って笑顔で
ひとつおかずを手で食べてしまう


可愛い…



私も笑顔になり
見つめてしまった

視線に気付いて
こちらを見つめ返してくる…


頭をポンと撫でられた



恥ずかしくて俯いてしまう



手が頭から肩にいき
後ろから抱きしめられた


身体の前に置かれた
圭吾さんの腕を撫でる…



熱い息が耳にかかった


「来週まで…我慢できそうにないや…」


ドキンッ…



あそこがキュッと反応し
濡れてくるのを感じた…



キッチンに座らされ
膝の間に圭吾さんが入り

抱き合い…
キスをした…


お互いの吐息が漏れる



背中を撫で回され
身体が疼く


舌を絡ませ
何度もくちびるを求めた。

















































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