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あなたの面影
第10章 告白
「まさか……毎回これをするわけ?」
「まさか」

私が問いかけると彼は笑いながら首を振る。。

「今日のは連続イキ地獄だったけどもう少し痛いのとかもするよ?」
「聞いた私が馬鹿だった……」

正直彼の愛し方を受け入れられるか不安になる。
こんなことを毎回されたら脳が溶けて馬鹿になってしまうんじゃないかと本気で心配したからだ。

「大丈夫……ちゃんと君の許容範囲を見極めながら段階を踏むよ」
「それって結局私の体が激しいものにも馴れていくってことでしょ?  ……なんか複雑」

それこそ彼なしでは生きられない体というものにされてしまう。
いや、それは構わない。
彼がいつまでも私の側にいてくれるならば…………

『一度人間に不信感を持った犬はなかなか人にはなつかない』

私の頭の中にまたその言葉が巡った。

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