この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ダークサイド・ムーン- 催眠術師の秘密倶楽部 序章 -
第6章 覚醒

「いいかい、影虎君。催眠術に重要なのは、信頼関係だ。専門用語でラポールと言うんだけどね」
「ラポール…」

「そう。ラポールを築くのが一番重要で一番難しい事なんだよ」
「ラポール…難しい…」

「だが、影虎君の声には不思議な力がある。影虎君の声には相手の心の壁を壊して警戒心を解く力があるんだよ」
「警戒心…解く…」

「警戒心が解けた相手とは簡単にラポールが築ける。影虎君は相手の心を誘導し、相手の願望をすり替える。影虎君の都合の良い様に置き換えて、相手を操るんだ。影虎君の言う通りにすれば、幸せになれると暗示を心と頭に刻み込む」
「暗示…刻み込む…」

神内の言葉は僕の心と頭に刻み込まれていく。

「影虎君。自信を持ちなさい。影虎君は世界一の催眠術師だよ」
「世界一の…催眠術師…」
神内が、指をパチンッと鳴らす。
急に僕の視界に周囲の景色が浮かび上がり、様々な音が耳に流れ込んでくる。

「まずは、綺麗なお母さんに練習台になってもらいなさい。親子だからラポールはできているから簡単だよ。お母さんに催眠術をかけて自信をつけるんだ。いいね。影虎君は世界一の催眠術師だからね」
「はい」

神内の言葉が僕に自信を呼び起こす。

できる。できるよ。僕は世界一の催眠術師だ。

僕を馬鹿にした奴等を、支配し僕の奴隷にしてやる。

明日は久しぶりに学校に行ってみよう。

「昨日、聞き忘れてたんだけど」
僕は神内の家から出る間際に疑問を思い出した。

「んっ!?何だい?」
「バレー部の女子達はどうなったんですか?」
「ああ。彼女達は僕の為によく働いてくれたよ」
神内はニンマリと笑いながら続ける。
/208ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ