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ダークサイド・ムーン- 催眠術師の秘密倶楽部 序章 -
第8章 息子から男へ
「…お帰りなさい…遅かったね…ママ…心配しちゃった…」
母が明るく出迎える。
「ただいま。大丈夫だよ」

時計を見ると、11時30分を少し回っていた。
思ったより時間が経っていた。

「…お昼ご飯…何がいい?…」
昼御飯。そうか。その手があった。
「そうだなぁ」
僕は考える振りをする。

「久しぶりに、僕が作るよ」
「…えっ!?…虎ちゃんが?…」
「毎日、仕事で母さん疲れてるだろ。少しは休んで。作るって言っても炒飯ぐらいしかできないけど」
「…炒飯で十分よ…虎ちゃん…優しいね…ママ…嬉しい…」
母は少し眼を潤ませる。

「瑠奈は?」
朝から妹の瑠奈の顔を見ていない事に気がついた。

「…瑠奈は…朝から図書館に行ってるわ…夕方まで図書館で…勉強だって…」
「そう。じゃあ炒飯は2人分で良いね」
僕は洗面所で手を洗いながら答える。

『邪魔者はいない。夕方まで母さんと2人きりだ。瑠奈が帰って来るまで母さんを犯して、何度も犯して母さんのエロスを解放してあげなきゃ。母さんを助けなきゃ」
洗面所の鏡に映る僕の顔には強姦魔の笑みが浮かんでいた。

「ゴメン。ちょっと塩、入れすぎた」
僕は自分で作った炒飯を口に入れた瞬間、向い合わせで炒飯を食べている母に謝った。

「…ううん…そんなことないよ…美味しいよ…虎ちゃんが作ってくれた炒飯…」
母は、炒飯を少し食べ麦茶をゴクゴク飲んだ。

母が飲んでいる麦茶には、神内からもらったクスリが混ぜてある。
僕は母がクスリ入りの麦茶を飲むように炒飯はワザと塩辛く味付けていた。
僕の思惑通り、母は大きめのグラスに入った麦茶を飲み干した。

暫くして、僕の話に笑っていた母の顔から突然表情が消え、母の指からスプーンが滑り落ち、カタンッと金属と瀬戸物が触れ合う音をたてる。

母の眼から光が消えた。
母は力が抜けたように口を半開きにし、焦点が合わない眼で宙を見ている。

クスリが効いた。
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