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第3章 合コン

そして田中に回ってきた。

全員田中を見るため、田中はキョドる。

顔面は紅潮し、汗が滲み出る。

「た、田中で……す……よろしくお願いs「聞こえないんですけどー」

沙綾の言葉にドッと笑いが起きる。

「ちょっと暗いんだけど……」ﾋｿﾋｿ

「ねー」ﾋｿﾋｿ

ひそひそ話がひそひそ話ではない。

聞こえている。

「……」

最悪の出だし。

印象超絶悪い。

田中はどうやって自殺するか本気で考えていた。

「田中もう1回」

長澤に言われ、田中はあがりまくった声で話し出す。

「た、田中です！ よろしくおながいます！！」

童貞臭漂う自己紹介。

童貞……圧倒的童貞……！

ゆでダコのように顔真っ赤wwwにさせながら椅子に座る。

更に肩が上がって肩が痛い。