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スケベ教師とマジメちゃん
第1章 理科準備室
[亜紀視点]

私は今日の放課後…理科準備室にいました。

一条先生に…
授業で分からなかったところを
尋ねるためです。

「分子量…モル…君の質問は
1年生で習ったはずの内容ばかりだぞ」
一条先生は呆れ顔でした。

「ごめんなさい…」

1年生のときは理科の先生が一条先生じゃなく…
授業にまったくついていけませんでした。

でも…2年生になって理科が一条先生になって…
実験や観察を授業でやるようになって…
すごく興味がでてきたのです。

「まあ…基礎からやりなおそう…」
私に呆れながらも…
一条先生は優しく丁寧に教えてくれました。

気がつけば5時30分…

私は一条先生にお礼を言って理科準備室を出て…
校舎を出て校門を経てバス停へと向かいます。
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