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いつも、その笑顔で
第5章 思いがけない出来事
「パパ!!入ります」
「藍!!出てくるなと言っただろ。」
「パパ…お願い、バンド活動は…続けさせてあげて…」
「藍…いいのか…」
「そのかわり、パパがスポンサーになって…」
「ほほぅ…面白いな、」
「わかりました。」
Rayが返事をする
「それと、あなたを私の婚約者に迎えるわ。それが条件。」
「藍…お前何を言うんだ!!」
「パパ、お願い、私、結婚します。それなら何も問題ないでしょ」
「藍…」
「マネージャーさん、それでいかがかしら」
「え?…えぇ…」
「断る…俺は、お前と結婚なんてする気はない」
「蓮!!」
「マネージャー、帰ろ」
「待ちなさい!!君一人の問題じゃないんじゃないのかな、バンドのメンバーの将来もかかってるんだろ!!」
「クソ…」
拳を握る
「蓮…私と結婚しましょ、私、あなたに…あんなことされたけど、大丈夫よ、愛することができそうだから」
ニッコリ微笑む藍
「蓮…お願い…条件を呑んでちょうだい」
Rayに頭を下げられる
「…………」
「蓮!!」
「……………ハイ」
スタジオに戻り、蓮は、マネージャーを怒鳴りつけた
「畜生!!!」
「蓮…わかって…海斗やノリのことも考えて!!あの子たち音楽が好きで、ここまで登ってきたの、あの子たちには、レッドしかないの…」
「クソっ!!クソっ!!」
「美咲…のことは…諦めなさい…いつか、きっとこの判断が良かったって思うはずだから。蓮…」
「………クッ…ソ」
「あなたが犯した罪なんだから仕方ないの!!このくらいで済んだのよ、」