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第5章 思いがけない出来事

「蓮!!式場なんだけど、教会とれそうよ」

蓮に駆け寄る藍


「任せるよ。」


「蓮…」


「わり、練習すっからさ、」


「わかってます」


藍がスタジオを出ていく


「蓮………」


海斗が心配していた


「会いたいょ…………美咲に………」

頭を抱える蓮…



２ヶ月がたっていた



「蓮……」




「どうやったら忘れられんだよっ………畜生!!」


「蓮………」





レッドは、知らない人がいないくらいに登り続けていた









「美咲!!お母さん仕事行くからね。」

「はい、行ってらっしゃい。」


美咲は、得意のピアノを生かし、自宅でピアノ教室を開いていた



「先生!!こんにちわ」


生徒は、小学生が多い


少しずつ、少しずつ今の生活に慣れてきていた





「美咲、大丈夫か？」


父親が声をかけた


「お父さん、うん、大丈夫。」


「そっか………美咲…一人で大丈夫か？」


「お父さん、一人じゃないよ…２人よ。」


お腹をさする美咲…



「そうか、」


「ごめんね、親不孝な娘で。」


「そんなこと言うなよ、お父さんもお母さんもいるんだ、安心しなさい」


「うん、ありがとう」



美咲のお腹には、蓮の赤ちゃんが宿っていた