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いつも、その笑顔で
第1章 季節の変わり目に

美咲の大学の前…蓮が帽子を深くかぶり、マスクをし、奈央を待っていた

奈央が出て来たところを呼び止めた


「奈央!!」


「え?誰?」

「蓮…」


「蓮!!どうしたの!!」


「美咲…入院したって聞いたからさ、」


「あ…うん。肺炎だって…」


「美咲…どう?」


「何とか大丈夫…かなり疲れてる感じ…「


「そっか、病院どこ?」

「蓮…美咲に少し時間あげて…」



「…」


「美咲…今まで凄く頑張ってきた、いつだって蓮のことでいっぱいだった、凄く好きなんだなってそばにいる私が一番知ってる………なのに……蓮のしたこと………ちょっと許せないって、思った…美咲可哀想だよ。」

「………」


「帰るね。」


一人残される蓮…




スタジオに向かい、ギターを弾く………


「…美咲…」













二週間後美咲は、退院した。



「美咲…しばらく実家に帰ってきなさい…」

母親が心配していた


「大学あるし、大丈夫だから、ごめんなさいお母さん」


「有名人と、付き合うなんて、無理があるのよ、美咲…別れなさいとは、言わないけど、美咲は母さんの大事な娘なの。心配になるのよ。」


「母さん…」


「美咲が、幸せならいいのよ。けど最近の美咲は、顔色も悪いし…笑顔もない…言葉も少ない…母さん…凄く心配よ」


「母さん……ごめんなさい。心配かけて…」


「美咲……」


心配しながらも母親は帰って行った



美咲はマンションに帰ってきた



静まり返る部屋

蓮の姿もなかった


蓮は、帰ってこなかった

もう何日会ってないんだろう…


歌番組に出演することを奈央から聞いていたので、テレビを付けた




テレビの中の蓮は、とびきりの笑顔でカメラを見ていた



「…蓮、いつか、私にもそんな笑顔で笑ってね…」




蓮と会わずに1ヶ月が過ぎた…



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