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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第64章 十三夜の月 《壱》
 庵の丸窓にはめ込まれた障子を透かして、人の影がまるで影絵芝居を見るように動いている。障子の向こうにポッと灯った明かりが無性に人恋しさをかきたてた。
 気が付けば、美咲は小走りに駆けるようにして、庵に近付いていた。
 十三夜の月が白々と庵を照らし出している。本当に小さく、間近にしてみれば、その広さが辻端でよく見かける辻堂をやや大きくした程度のものだと判る。庵というよりは、御堂というところか。
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