この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第11章 《巻の壱―予期せぬ災難―》
 泉水は両手で顔を覆った。必死で思い出そうとしてみるけれど、何も浮かんでこない。
 自分が事故に遭ったときのことだけは憶えているのに、その前後―これまでのこと、どこで何をしていたのか、何という名なのか、家族はどこに住んでいるのかといった諸々のことを何も憶えていないのだ。
「名前、名前―」
 うわ言のように呟き、懸命に記憶の糸を手繰り寄せようと試みるが、まるで五日前のあの瞬間にプツンと断ち切られたかのように記憶がつながらない。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ