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Only you……
第2章 明 1

朝、オレは珍しく早起きした。

といっても、時刻は午前8時過ぎ。一般的には特に早いと言うことはないだろう。それでも、低血圧で朝が苦手なオレには十分すぎるほどに早いのだ。

リビングに行くと、オレはいつも通り置手紙を探した。

テーブルの上に――ナイ!!

いつもなら、ダイニングテーブルの上に無造作に置かれているのに、今日に限ってないのだ。落ちたのかと思って下も確認したが、そこにもない。

あれには帰宅時間が書いてあるので、ないと夕飯を何時に用意したらいいか分からない。どうしたものかと悩んでいると、リビングの奥にある麻都の仕事部屋から声がした。

「あーきーらー」

それは間違いなく――。

「あ、麻都?!」

ドアの向こうからは、麻都がのんびりと出てきた。もう8時も過ぎているのに、家にいるなんてどうしたんだ。

「どうした? 驚いた顔して……」

鳩が豆鉄砲なんたらということわざは、こんな時に使うのだろう。
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